2012年1月21日土曜日

広がり( ´ ▽ ` )ノ

今、高1の生徒のこと。

その子は小さい時からとても良く練習する子。
おとなしくて、素直で可愛い(^^)

ところが、中学生になった頃から勉強とクラブやいろんな事が忙しくなったのか、練習ができない様子・・

そして練習しないでレッスンに来る事が嫌な様子・・

でも、何も言わない(>_<)

なので私から声をかけてみました。

「なぁ 練習できへんねんなぁ じゃあ練習できなくてもできるようなレッスンしよか?」

「うん・・」

そんなんあるの??という様子・・・
「何か好きなアーティストとか弾いてみたい曲とかある〜?」

「うん、家に楽譜ある」

「じゃあ持っておいで」

次の週から今迄とはレッスンの形態を変えて、コードを教えて二人で連弾したり、コードを左手でおさえてメロディも楽譜通りでなく即興的に適当に楽譜の中から抜きとって弾くという感じでソロで弾いてもらったり。

少しずつやって行くとかなりいろんな事ができるようになってました。
そして、楽しいからか時々時間を見つけて家でもピアノを弾いているみたい(^^)

そして、前より明るくなり私にもよく話してくれるようになりました(^^)

ところが、先日のレッスンで、いつも持って来てる何冊かの楽譜の中に前にやっていたクラッシックの教本が挟んでありました。

「あれ〜どうしたん??」

「あのなぁ 高校なってクラスにピアノ弾ける子がおって、その子がクラッシックの曲を弾いてて、かっこ良いなぁって思ってん・・」

「そうなんや、じゃあ今日やってみる?」

「できるかなぁ・・」

「できるって(^^)」

早速、楽譜を開いて
「この曲やってみよ‼」と言うとちょっと不安気でした。
でも、左手の伴奏形を見て
「これ、何のコード?」

「C」

「これは?」

「Dm」と分かる(^^)

「ほらな(^^)」ってな感じで分析しつつゆっくりやって行くとその日のレッスンでゆっくりだけど、一曲仕上がりました(o^^o)

本人もびっくり(^ ^)

今までやってたレッスンは横道にそれていた訳ではないのです(^ ^)

即興的なレッスンでメロディの流れを読み取る力がつき、コードを学ぶ事で和音の仕組みが分かり、クラッシックに戻った時、前よりずっと力が付いている(^ ^)
あのままよりずっと良かったね。と2人で話しました(o^^o)

ずーっと一本道を進まなくても色んな方向で音楽を楽しんでいたら、道は広がって行き沢山の力が付くと思います。

今、その子とはクラッシックの曲で楽譜通り弾く事と、ポピュラーの曲で即興的に弾く事の両方を楽しんでいます(^ ^)

私はその子が何冊かの楽譜の間にクラッシックの楽譜を挟んで持って来てくれた気持ちが良く分かり、可愛いなぁと思いました(o^^o)
またこれからが楽しみです(^^)

写真はある日の空です。
広がりを感じます( ´ ▽ ` )ノ

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